結婚指輪のデザインについて、身も蓋もない言い方になりますが、結婚指輪のデザインに正解はありません。好き嫌いの問題なのだから、二人が好きなデザインを選べばそれが一番です。しかし、結婚指輪は長く使うので今、これがいいと思っても、10年後に恥ずかしくなるようなデザインでは困りますよね。そんな失敗をしないための選び方を考えましょう。
まず結婚指輪の基本デザインですが、これは、いわゆる甲丸(かまぼこ)リング。まったく装飾的なデザインのない、プレーンかつ超シンプルな指輪です。しかし、シンプルであるがゆえにごまかしが効かず、フォルムの美しさや着け心地に大きな差が出るデザインです。そのブランドの実力を知るのに、最適なデザインとも言えるでしょう。
一方、結婚指輪にも流行のデザインがあって、近年ではイエローゴールドのアンティーク調がそれにあたります。しかし、カッコいい流行のデザインは陳腐化するリスクも大きいのです。結婚指輪は長く使うものであることを忘れずに選んでください。だからサイズ直しが出来るデザインというのは最低限の条件だと思います。サイズ直しが出来ないデザインだと、サイズが合わなくなったら買い直しになってしまいますからね。
そして、もうひとつ注意したいのが、婚約指輪とセットになるデザインの結婚指輪。大きなダイヤモンドの婚約指輪と、きれいに重なるようにバランスをとるので、結婚指輪単独で見ると無理のある不細工なデザインがとても多いのです。実際には結婚指輪は単独で使う時間が圧倒的に多い指輪です。ここは冷静に考え失敗のないようにデザインを選びたいですね。また、婚約指輪購入時にはテンションが上がってしまうのも無理はないので、婚約指輪と結婚指輪は同時に買わない方が良いでしょう。
そして、ネットで指輪の画像を見て良いデザインだと思っても、実際に着けてみると印象は大きく変わるもの。指の長さや太さ等、手の表情はひとりひとり大きく異なるので、着用画像も全く参考になりません。自分のサイズになるべく近い指輪を、何度も試着して自分に似合う結婚指輪を確認しましょう。それがデザイン選びの秘訣です。
次にサイズですが、結婚指輪のサイズは左手くすり指を計測します。結婚指輪は正しいサイズで作らないと、気持ち良く着けられませんからここでサイズについて勉強しましょう。
まず、サイズの測り方ですが、サイズゲージまたはリングゲージと呼ばれる道具を使います。これはサイズ毎に大きさを変えた20-30個の金属の輪を束ねたもので、その中で自分の指に合うサイズを探します。ゼクシィに紙に穴が開いたゲージが付いていることがありますが、2,3サイズくらいの誤差が出るので全くおすすめしません。チープなプラスチック製ゲージも同様なので注意が必要です。
また、通常ショップのケースに並んでいる結婚指輪のサイズは、女性用10号、男性用16号前後のワンサイズのみです。そのため、店頭で試着しても自分に合ったサイズとは限らないので、後は想像力を働かせて最適のサイズを考えなければなりません。
指の形は大きく2通りに分けられます。節(関節)が太くて根元は細いタイプ(スカイツリー型)と、根元が一番太いタイプ(東京タワー型)です。スカイツリー型の場合、関節を通ればサイズに余裕があって、指の根元で指輪がクルクル回ってしまうこともあります。その場合、関節は将来太くなることが少ないので、ぎりぎり通るサイズを選んで下さい。簡単にスッと抜けてしまう様では指輪を紛失する心配があります。また、手を握って指輪の内側にすきまがあるようでは変形してしまうリスクも大きいのです。
東京タワー型の場合は、女性のふっくらとした指が多いのですが、ハムの様に食い込んで見えない程度で小さなサイズを選んでください。見た目も考慮して考えましょう。どちらの場合も、きつく感じるサイズは避けてください。きつい指輪は気になって着けられなくなってしまいます。
また、特に指輪に慣れない男性は、恥ずかしがってサイズを適当に測ったり、これから太るかもしれないからと大きめのサイズを選びがちですが、これはやめましょう。サイズがきつくなったら、サイズ調整(サイズ直し)をすればいいですから、現時点でのジャストサイズを選んでください。
もっとも、あまり神経質にサイズにこだわる必要はないという考え方もあります。リングサイズ1号の差は、指輪の内周で約1ミリ。0.5号のハーフサイズならば、わずか0.5ミリに過ぎないからです。個人差もありますが、体調の変化や、むくみによって、1日の中で1号程度サイズが変化するのは良くあることです。それに、指輪をずっと着けていると、指が指輪に馴染んでいきます。結婚指輪の部分だけ、ちょっとほっそりしたくすり指を目にすることもありますよね。だからリングサイズの1号程度は、長い目で見れば誤差範囲と言えないこともありません。
私たちが無料でお貸出ししているサンプルリングは幅広くサイズ展開しているので、自分のサイズの指輪を試着して、本当に似合うデザインを確認することが出来ます。実際に試着してみると、思っていたのとは違う新たな一面が見えるかもしれません。
(文責 GNH代表 渡部 博行)