第1回
『結婚指輪は必要?
買うべきか迷ったときに考えたいこと』

結婚指輪は本当に必要なものでしょうか。結婚したら買うものだと、何となく考えていた人も多いと思いますが、真っ白な状態から結婚指輪について、ゆっくり考えてみましょう。

北欧の街並みと水辺の風景

結婚指輪は結婚の証として夫婦が左手の薬指に着ける指輪で、プラチナやゴールドで作られます。マリッジリング、ウェディングリングとも呼ばれますね。婚約指輪と結婚指輪を混同している男性は少なくないのですが、婚約指輪は、プロポーズの際や、結婚が決まった後に男性が女性に贈る指輪で、通常ダイヤモンドがついた指輪です。エンゲージリングとも言います。「給料の3か月分」が相場というのはこの婚約指輪のことなので、お間違えのないように。

さて、この婚約指輪や結婚指輪は必ず買わなければならないのでしょうか?
ブライダル総研の「ゼクシィ結婚トレンド調査2024年版」では、取得率が婚約指輪72%結婚指輪99%ですが、これは熱心なゼクシィ読者が対象の調査なので世間の実態とはずいぶん異なります。

もともと結納の際に男性が女性に納めていた婚約指輪は、結納そのものが実施されなくなり、プロポーズの指輪へと変化したので、実際の取得率は2,3割程度ではないかと思われます。

一方の結婚指輪ですが、多くのカップルが結婚式を挙げていた時代には、ごく当たり前のこととして結婚指輪が購入されていました。結婚式のプログラムには、「指輪の交換」がありましたからね。ところがライフスタイルが多様化した現在では、結婚式を挙げないカップルが増えているので、結婚式の前に結婚指輪を揃えるのが必ずしも標準ではなくなりました。実際、私たちがお届けする結婚指輪の裏側の刻印の日付を見ると、過去の日付であることが少なくないのです。

さて、購入時期はともかく、そもそも結婚指輪は買う必要があるのでしょうか?

二人とも指輪が好きではなく、実際につける予定がないような場合は無理して購入する必要はありません。また、いろいろな事情で現在、結婚指輪を購入することが難しい場合には、今無理して購入するよりも何年か先に余裕が出来たらその時にふさわしい結婚指輪を選んではいかがでしょう。実際、結婚後、5年、10年経ってからようやく念願の指輪を揃えることが出来ましたというメッセージをお客様からいただくこともありますから。

このように、結婚指輪は絶対に買わなければいけないものではないし、ペアで揃える必要もないし、購入時期もいつだって良いのです。二人のスタイルにふさわしい選択をすればいいと思います。

それでも結婚指輪が、結婚式を挙げない多くのカップルからも必要とされるのは、目に見えない二人の関係を確かに繋ぐ「しるし」だからだと言えるでしょう。
(文責 GNH代表 渡部 博行)